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| 2001年4月18日 彼女にしては珍しく、夜遅くに電話があった。
彼女は泣きながらこう切り出した。 幼稚園は新入生が入ったばかり。 当然保育や食事、トイレなど今まで通りにいかない事が一気に押し寄せ、 園児も先生も戸惑ってしまい、 あげく園長に「指導力不足」と手厳しく指摘されたらしい。 夜遅くなったのは、今まで仕事に追われていたせいだと説明してくれた。 僕は、今まで彼女の仕事の事に関しては、あまり深く介入しないようにしていた。 まだ学生の僕が無責任な事を言って、 かえって負担になってはいけないと思っていたからである。 しかし今日は我慢することができなかった・・・・・ 状況もわからないまま、指導力不足といった園長にも憤りを感じた。 が、園長はおそらく育児のプロとして、率直な意見を述べただけであり、 言葉を額面通りに受けとめて弱気になってはしまっては、先生として頼りないのでは? 辞めてしまうのは簡単だけれども、 その後、同じようなことが起きた時、また逃げてしまうのでは? ・・・・・といった内容を彼女にゆっくり伝えた。 最初、彼女はショックを受けたらしい。 慰めてもらうつもりが説教されてしまっては当たり前である。 しかし、冷静になるにつれ話を受け止め、また明日から元気に仕事にいくと約束してくれた。 嬉しかった。 同時に言った僕にも責任がのしかかった。 明日から僕も頑張らなきゃ・・・・・ |