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4月21日の日記を見る

2001年4月18日

彼女にしては珍しく、夜遅くに電話があった。

♂ 「もしもし?どうした?こんな遅くに」
♀ 「私・・・・・仕事、やめようかな?札幌帰りたいよ・・・・・」

彼女は泣きながらこう切り出した。
幼稚園は新入生が入ったばかり。
当然保育や食事、トイレなど今まで通りにいかない事が一気に押し寄せ、
園児も先生も戸惑ってしまい、
あげく園長に「指導力不足」と手厳しく指摘されたらしい。
夜遅くなったのは、今まで仕事に追われていたせいだと説明してくれた。
僕は、今まで彼女の仕事の事に関しては、あまり深く介入しないようにしていた。
まだ学生の僕が無責任な事を言って、
かえって負担になってはいけないと思っていたからである。
しかし今日は我慢することができなかった・・・・・
状況もわからないまま、指導力不足といった園長にも憤りを感じた。
が、園長はおそらく育児のプロとして、率直な意見を述べただけであり、
言葉を額面通りに受けとめて弱気になってはしまっては、先生として頼りないのでは?
辞めてしまうのは簡単だけれども、
その後、同じようなことが起きた時、また逃げてしまうのでは?
・・・・・といった内容を彼女にゆっくり伝えた。
最初、彼女はショックを受けたらしい。
慰めてもらうつもりが説教されてしまっては当たり前である。
しかし、冷静になるにつれ話を受け止め、また明日から元気に仕事にいくと約束してくれた。
嬉しかった。
同時に言った僕にも責任がのしかかった。
明日から僕も頑張らなきゃ・・・・・

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