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2003年2月16日(後編)

♀ 「結婚しようって言われたの。先月ね。
   それで、私は本当に好きだから『いいよ』って返事したの。
   それからなの、ケンカが多くなったのは・・・・・。」
♂ 「・・・・・。」
♀ 「話はどんどん進んで・・・・・。
   結婚する事は私も賛成だし、したいと思ってる。
   でもね、本当にこのまま結婚していいのかな?
   って思ってる私もいる。戸惑ってるの。」
♂ 「・・・・・そういって俺と別れたじゃない。
   同じ事繰り返すのかい?
   このままでいいのかい?
   じゃあいったい何処が本当の居場所なの?
   何を望んでいるの?」
♀ 「・・・・・。」
♂ 「多分●★▲(元カノの名前)自身も分からないと思う。
   何がゴールかなんてわからないし、
   ゴールだと思ったらダメだと思う。
   迷うのも、悩むのもみんな同じだよ。
   それを二人で支えあっていくのが
   結婚ってゆーことなんじゃないのかな?
   偉そうな事言ってる俺もどうしたらいいかなんてわからない。
   何が正解かなんてわからないよ。
   でもさ、結婚するなら逆にもっともっとケンカして
   お互い充分に分かり合った方が・・・・・いいと・・・・・。」

言葉にならなくなった。
涙が溢れてきた。
なぜ?何のための涙かはわからなかった。

♀ 「・・・・・ゴメン。こんな時まで頼りにして・・・・・。」
♂ 「だから・・・・・、
   今度からそれは彼氏の役目だからね・・・・・。」
♀ 「・・・・・うん。」
♂ 「・・・・・良かった・・・・・。」
♀ 「ん?」
♂ 「結婚・・・・・おめでとう。」
♀ 「・・・・・ありがとう・・・・・。」
♂ 「で、いつ式を挙げるの?」
♀ 「来月かな?今探してるんだ。」
♂ 「そっか・・・・・。」
♀「・・・・・また、電話しても・・・・・いい?」
♂ 「・・・・・いや。
   もうしないほうがいいよ。
   彼に悪いし・・・・・俺も・・・・・。」
♀ 「・・・・・わかった・・・・・本当にゴメンね。
   ・・・・・ありがとう。」
♂ 「うん。幸せにね。」
♀ 「・・・・・うん。」
♂ 「じゃあ・・・・・。」
♀ 「・・・・・うん。じゃあね。」
♂ 「バイバイ・・・・・。」
♀ 「バイバイ・・・・・。」

・・・・・

また泣いた。
今度は分かる。
自分のために泣いた。
大好きだった人が他の人と結婚する。
本当は自分がその立場でいたかった。
そこにいるのは自分であってほしかった。
あんなに一緒だったのに・・・・・。
辛い。
悔しい。
でも、それで彼女が幸せになれるのであれば・・・・・。
偽善かなぁ・・・・・でも・・・・・幸せになってほしい。
心からそう思う。

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