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Teenage Story(Vol.4)

1996 春〜二度目〜
高校を辞めてしまった僕。
これからどうするんだろう。
やっぱり働かなきゃいけないのかな?などと色々考えていた。
そこに「天敵」親父登場。

父 「なぁ、どうするんだ?これから。」
♂ 「知らねぇよ。」
父 「もう一度、受験してみないか?」
♂ 「はぁ?」
父 「弟と同じ学年になるが、お前にはそれが一番いいと思うぞ。」
♂ 「なら辞めさせた意味ないだろ?」
父 「あのまま学校に通っても、多分お前の望むような
  生き方はできないハズだぞ。
  かといってこのままぐだぐだしてるのは一番良くない。
  働くか、二度目に賭けるか。どっちにする?」
♂ 「うるせぇよ!そんなの急に決められるか!」
父 「まぁ好きにしろ。お前自身の事なんだから。」
♂ 「・・・・・。」

喧嘩ばかりの二人。
今思えば反抗期と、父親に対するコンプレックスで
あんなに嫌っていたのだろうと思う。
こう思える僕は少し大人になったのかな?
そして僕は再受験を選択した。
理由は単純。働きたくなかったのと、受験したあとでも働く事はできるという超打算!
これを当時の親が知ったら殴られていたであろう。
ともあれ、二度目の高校受験。去年とは違い、驕りもプレッシャーもない。
いたって平常心の毎日。
三ヵ月で去年一年かかった勉強を終えてしまった。
結果は・・・・・合格。
回り道にはなったけど、結果希望していた公立に入ることができた。
今思えば親父のファインプレーである。
そして・・・・・これがなければ、僕は彼女に会う事はなかったのだから・・・・。・