中学生以下日記 番外編

「CONTENTS」に戻る
「CONTENTS」
に戻る
「中学生以下日記 目次」に戻る
「中学生以下日記 目次」
に戻る

第12回 読者最強戦 自戦記  BY なみたく



9月17日、オリンピックイヤー真っ只中の2000年、
第12回全国読者最強戦が東京原宿のクレセントホールにて行われます。
北海道予選が行われ、ハートランド予選を勝ち抜いた
大塚さん・菅原さんの2名(編集部注:「PICK UP」最強戦予選結果を参照)と、
夢道場予選を勝ちぬいた佐竹さん・阿部さん・自分
(ハートランド予選は参加者多数のため参加できず)に、
Y・Yさんの予選を勝ち抜いた2名が
”お〜い北海道チーム”として
(決して大井ホッカイドウ競馬チームではないので誤解の無いように)
東京へと旅立っていくことになりました。



9月16日、東京へ向かう当日、前日家を出るときに見た
「ニュース&ウェザー」で羽田の天候をチェックしたところ、
きっちりと傘マークが光っていました。
おまけに週間予報が、「東京・札幌は、16・17日の2日ともグズつく天候」と、
かなり刺激的な発言を、無表情で読み上げるアナウンサーに
プチ逆切れを起こしそうな自分を抑えつつ、仕事に向かうのでありました。

サクッと千歳に向かう運びになり、傘を携えてJRに乗り込みます。
しかし、相変わらずの方向音痴ぶりを発揮。
ホームの番号がよく判っていないものだから、ウロウロしてしまうのです。
(昔、手稲に行くのに、地下鉄の感覚で「千歳と逆方向の
列車に乗れば大丈夫だろう。」と思い、乗った列車が
聞いたことも無い地名をズンズン通り過ぎ、
「山手線のように逆回りに乗ったのかな?」と思っていたら、
なんと終点”あいの里駅”に着いてしまったという、苦いトラウマが蘇る。)

無事(?)JRに乗りこみ、ようやく千歳に到着。
ANA733便(後で聞いたところ、佐竹さんも
この便に乗っていたそうです。)は無事、飛び立ちました。
ちょうど、オリンピックの女子柔道48s級の予選の時間帯で
機内で中継を見ることが出来るものだと思って、
ワクワクしながら待っていたのですが、
機内放送はやらないとのことで、ガッカリ。
自分としてはYAWARAちゃんのみが、シドニーオリンピック
最大の見せ場だったのに・・・・・。

悶々とした気持ちで、「早くホテルに着いて、TVを見ないと!」
ここから足取りは速かった。
サックリと券を買い、モノレールに乗って、山手線にチャレンジ!
しかし、ここで先の暗雲を示すかのような、隣のオヤジさん2人組。
競馬新聞片手に(ちなみに”ホースニュース馬”のよう)
ビールを飲み出し、酒のニオイをプンプンさせています。
気にしないように・・・・・とひたすら無視。
と、ドアが開いたまま、いつまでたっても閉まらずに動きません。
するとアナウンスが入り、「風船がレールに絡まって取れないため、
点検工事をします。」って、オイオイ、何だ、それ?
(これも後で聞いたのですが、佐竹さんもこれに引っ掛かったそうです。)

15分間もこのトラップに引っ掛かり、やっとの思いで新宿に着きました。
やはり方向音痴の自分は、ホテルをスルーして奥まで行ってしまい、
運良くあった交番で場所を聞き、やっとの思いでホテルまでたどり着きました。
そのホテルには、本館と新館があり、取りあえず本館へ。
受付のきれいなお姉さん、ニッコリと微笑み、「新館へどうぞ!」
ヒキ弱ぇ〜!!

やっとチェックインも済んで、「さぁ、TV見ないと!」とスイッチON。
やっています、オリンピック。人がクルクル回って飛んでいます。
体操を延々と見ながら、ややしばらくしてやっと始まりました。
女子柔道48s級決勝。
ベッドの上で正座して見てしまいました。
やった!ついにYAWARAちゃん、金メダルです!
思えばこの1年、全日本・福岡国際と、ビデオに撮ってまで見つづけたんだよなぁ。
結果が分かる前にドキドキしながら見ることが出来て
本当にラッキーでした。
(あ、柔道に興味の無い人はこの辺りは飛ばしてください。)



次の日は、9:00受付開始なので、8:40にはもう着いていました。
が、”お〜い北海道チーム”はまだ誰もいません。
やっと30分程たって、佐竹さんが登場。
菅原さん・阿部さんも登場、さぁ、大塚さんはどこかな?
行く前に、「ヒゲですぐに判りますよ。」と聞いていたのですが、
どこにもそんな人はいません。
@ 会場への到着が遅れた。
A 北海道からまだ到着していない。
B ヒゲを剃っていた。
もう、皆さん、オチはわかりましたね。ハイ、B番です。
オープニングも近づき、有名プロの方々も多数集まり、
バビィ(ババプロ)さんにも挨拶をして、
事はスムーズに運んでいきました。



ここまで、一体いつになったら麻雀の話になるんだ?とお嘆きのアナタ、
(って、いるのだろうか、そんな”アナタ”って)
ついに熱い(?)闘牌をお伝えします。
1回戦、東一局から、5200点・1500点・12300点と立て続けに和了、
ワキで2600点・1300点と小さく動き、
必勝体制で迎えたつもりでいた南一局。
4巡目には  ドラ 1索
の牌姿、南家なので、ダブ南を叩ければ
ホンイツにはこだわらないハズだったのですが、気持ち良く南をポン!
次巡、親が打 3索!動きが止まってしまいました。
何でかな〜。しかも「ポン!」と発声付き。
下家 ツモ切り。次巡、親リーチ。下家もリーチ。
挙句にシャンテンのまま、自分はドラまで切り飛ばしている。
何だかなー。結果?聞いたらアカン。
あんまり大きな声では言えないけれど、
親がリーチ・ツモ・三色・裏ドラ×2の6000オールを和了りました。
更にこの後、親が12000点を連発していたような気もします。
取りあえず、+9.0の2着でした。

2回戦、これもまた、東ラスまで3900点を2回和了して、トップ目でした。
ここから、打撃戦が始まったのをボーっと見ていると、
なんと、トップ目と2着目がスルスルと行っちゃって、
オーラス、満貫条件になっていました。
ここで和了れたらビックリしますよ。
まぁ、ごく普通にトップ目の700・1300でフィニッシュ。

昼食をはさみ、3回戦へ突入します。
佐竹さんと大塚さんが1着・2着で、残りトップを一回とれば楽になる好条件、
自分と菅原さんと阿部さんはトップ2回かな?という中、ボーダーの発表。
予選通過のボーダーは80P〜100P位という事。
3回戦、この自戦記、2回目の牌姿にして最後の牌姿。
東一局 北家
一萬二萬九萬1筒2筒9筒1索2索9索南南西北
ここから国士無双へ一直線、捨て牌の一段目が、
・ ・ ・ ・ ・ 、
2段目からは、ダブリ牌のオンパレード。
残り と のイーシャンテンからずっと空切りを続けています。
上家、 と をで2枚づつツモ切り、
4枚目もビシッとツモ切って終了。
役満Tシャツは、どこか遠い彼方へと飛び去っていきました。
結局、この半荘はラスを引いて、高校球児(?)の熱い夏は終わりました。
ちなみに3回戦は、佐竹さんはラス、大塚さんもマイナス。

4回戦、佐竹さんはトップで、他の人のポイント待ち、
大塚さんは和了トップだったが、ラスの和了で無念の涙。菅原さんも残れず。
(でも、たとえ残っても、飛行機に間に合わないとヤバいので困る!
という、エキセントリックな事を開始前に聞いていました。)
阿部さん、3着目で、ラス前にデバサイの12000点を和了するも、
オーラスに、ハネツモ条件で、チートイドラドラをテンパイ。
リーチをかけるが、トップ目はキッチリ和了。残念。

結果待ちの佐竹さん(夢道場の予選も、12人中12位からGETしている。)、
16位で、次のステップへ進むのかな?
レクレェーションタイムの中
(テラスで行われ、この頃には雨も上がっていました。)
チラッと結果を阿部さんと見に行くと、
佐竹さん18位・・・・・。なんと、10P差!



帰りの足取りは重いです。
更に、帰りの飛行機の揺れること、揺れること。

P・S 佐竹さんと阿部さんとが並んでいると、
みんな笑って話し掛けてくるし、カメラマンはバシバシ写真を写すんだよなぁ。
やっぱり、真夏の祭典には光の祭典がよく似合うということでしょうか?

dpi バナー