中学生以下日記 番外編

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サクラサク・・・・・はず
≪こんな私でも就職できると思いますか?≫



子供の頃、誰もが一度は聞かれる質問がある。
『大人になったら何になるの?』
まぁその辺は十人十色といった感じだと思うが、
幼少時代、私はこの類の質問に対しては決まって、
『タクシーの運転手!』と答えていたらしい(笑)。
あまりに昔の話の為、私自身は当然記憶は無いし、
むしろ当時幼かった自分自身に対して、『ナゼ?』と聞きたいくらいである。
というのも、私の父は自営業を営んでおり、
父の背中を見て育ったとは到底思えない発言がそこにあり、
ましてタクシーの運転手になんの魅力を感じたのかわからないからである。
決してタクシーの運転手という職業を批判しているわけではない。
ただ、幼い子供が語る将来の夢としてはあまりにもスケールが小さくないだろうか?
そんな私も今では理系の大学4年生である。
この”理系”というのがまた聞こえが良いかもしれないが、
何の事は無い、ただ”文系”の科目、つまり国語や社会が苦手だっただけであって、
こんな安易な考えが今の自分を苦しめる事となるから、
世の中それほど甘くは無いと痛感する今日この頃です。
”大学4年生の春”というキーワードを見てもうお分かりでしょうが、
私は今、就職活動に悪戦苦闘しております。
ということで、これから書く原稿は、就職活動をするにあたって
何も参考にならないかもしれませんが、そのへんの苦情やお問い合わせ等は
基本的に受け付けませんので宜しくお願いします。
前振りだけを長々と書き連ねてしまいましたが、
”就職活動”とはいっても何から始めれば良いのかが分からないという方、
更に希望職種も決まっていないという方には、
まず私からのアドバイスとしては、三年生の後期試験が終わり、
春休みに入った時点でリクルートスーツの購入をオススメします。
何をするにもまず格好から入るというアナタには最適です。
ただし、あまり高価なスーツを購入する必要はありません。
例えて言うなら、新しく財布を購入したはいいが、
あまりに高価な買い物であったが為に中身が無くなったのでは意味が無い!
といったところでしょうか。
私が思うに、企業はある程度外見は気にしていないはずなんです。
(あくまで良識を備えているという条件付きですが・・・・・。)
さて、スーツを着て身だしなみも整えたら、
次は”合同企業説明会”というイベントに参加してみましょう。
これは様々な場所で開催されますが、まず、
2月の中旬に月寒グリーンドームで開催されるものに参加するとよいでしょう。
合同企業説明会はとても素晴らしい”出会いの場”です。
このフレーズを見て真っ先に女の子を連想した方は、この厳しい就職戦線において
生き残りは難しいでしょう。いわば負け組と言っても過言はないでしょう。
そうはいっても、やはりリクルートスーツに身を包んだ女性というのも
なかなか素敵なもので、つい見とれてしまうのは男のサガですね。
まぁ、何事にも息抜きというのは必要な事で(笑)、
この機会に多くの企業を知りつつ、少しの友達を増やすのも悪くはないでしょう。
一般的に合同企業説明会に参加している人は、
大抵2〜3人で行動を共にするパターンが多いようです。
ですから、なるべく自分たちと人数のあったグループに就職活動の進み具合や、
気に入った企業はあったか、等というきわめてオーソドックスな質問をするだけで
割とすんなり意気投合できるはずです。
ただし、いくら自分の好みのタイプがいたとしても、相手は真剣に企業を
見て回っている人達だけに、むやみやたらに声をかけるのは避けた方が無難です。
声をかけるならば、スタンド席に座って休んでいるグループに限定した方が
グッと成功率があがるはずです。
おっと、話が大幅に逸れてしまいました(笑)。
危なく就職活動中におけるナンパマニュアルと化してしまうところでした。
何度も書きますが、ナンパを目的としているようでは負け組なのです。
それと、「合同企業説明会に参加してもあまり意味が無いんじゃないの?」と
言う人もいるでしょうが、参加して損はないはずです。
例えば、会社の名前は知っていたが、話を聞いてより気に入ったり、
何となく話を聞いた会社が偶然にも自分の目標とする事と一致する場合や、
ある会場では少しだけ眺めのいい場所があったりとか(笑)、
その他様々なメリットがあったりするので、
やはり就職活動は労力を惜しんではいけません。
次に、”出会いの場”として代表的なもの、それはインターネットです。
最近ではむしろこれが主流となっていると思われます。
確認しますが、ナンパの話ではありません。
特に”リクルートナビゲーション”、
通称”リクナビ”と呼ばれるサービスはとても便利です。
入会費など一切必要が無い上に、就職活動に関する様々なニュースも
入手可能なので、入会していない人はまずいないとは思いますが・・・・・。
さて、大体希望職種の決まった人はドンドン企業にエントリーして、
会社説明会に参加してみましょう。
一般的に会社説明会終了後、一次選考試験が行なわれるパターンが多いようです。
試験の内容は会社によって様々ですが、中にはユニ−クな問題もあったりします。
私が先日受けた試験に、次のような問題がありました。

Q. 赤い帽子が3個、白い帽子が2個あります。
Aさん、Bさん、Cさんに1個ずつ帽子をかぶせました。
それぞれ自分の帽子の色は確認していません。
また、それぞれ他の2人の帽子の色は見えています。
まずAさんに、自分の帽子の色を聞くと、「分かりません」と
答えました。次にBさんに自分の帽子の色を聞くと、
Bさんも「分かりません」と答えました。
これらの条件からCさんは
自分の帽子の色を推測する事ができるでしょうか?
     1.赤    2.白    3.断定できない

その他にも、問題は色々ありましたが、この問題以外
(理系の私にとって大切な専門分野の問題)は楽にスルーしていたので、
あまり記憶にありません。
しかし、こういった問題の採点はあまり評価の基準にはしていないと思います。
それよりも”適性検査”のほうが大事ではないでしょうか?
ですから、例え与えられた課題がさっぱりできなくても、
面接に進む事が可能であると思います。
そして例え一次試験の段階で落選しても、気にせず前向きに考えましょう。
無事面接に進む事が出来たなら、ここからが本番、本人の力量が問われます。
念願の”内定”を取るのも自分次第です。
面接において、まずどこでも100%聞かれる、「志望動機」や「会社に入社して
何をしたいのか?」といった質問に対して、すんなり答えられるように
準備しておく事は大切ですが、まずは落ち着いて堂々と構えられるかどうか、
とにかくこればかりは場数を踏むしかないようです。
日常生活についても聞かれる事が多いので、サークル活動、
特にスポーツをしていると応用することが出来てなかなか良いでしょう。
ちなみに私の場合、もちろん麻雀について熱く語りました(笑)。
麻雀=ギャンブルと連想してしまう面接官であれば、
悪いイメージに受け取ってしまうのでは?と思うかもしれませんが、
近年は特にそういうことはないようです。
逆に私の場合は、話が盛り上がりました。
やはりいろいろなところで麻雀は愛されていると実感しました。
会社によっては、勤務地の関係上、北海道に留まる事が出来ない場合、
両親の承諾は取れるのか?という質問がありましたが、
さらに『今付き合っている彼女はどうするの?』
私を熱くさせる質問に対して、『今・・・・・いません。』と元気良く答えつつ、
その心境は複雑でした。
そんな事を踏まえつつも、面接に関しては奥の深さが伺え、
まだまだ研究の余地があるようです。
これまで私が書いてきた事は、読んで頂けば分かるとおり
全て私の実体験に基づいているので、
それなりに的を射た事を書いているとは思います。
中にはそうでない事もあったかもしれませんが(笑)、
当たらずとも遠からずといったところでしょうか?
もうすぐ就職戦線も佳境を迎えます。
これを読んでいる皆さん、負け組にならぬよう、頑張って下さい。
いや、お互い頑張りましょう!


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