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土田 浩翔プロ の解答 

まずは456の三色を固める打ち方をとります。
が場に2枚出てることは承知していますが、まだ東3局。
あわてることはありません。
アガれなくたっていいんです。
東場の早い段階で【型】を狙えるときは、
しっかりと狙っていくのが私の麻雀。
【型】を作り上げる手順は、後々の局で必ず生きてくるはずなのです。
流れ論者の典型みたいな打ち手ですから、
【型】にはかなりのこだわりがあります。

ただし、自分の調子が悪いときは話が違います。
この手牌からはを捨てます。
そうです、調子が悪くなったら、
【型】も【形】も良いものを作らない方向に手順を打っていくのです。
真逆な打ち方になりますから、
あれ?同一人物の譜なの?という話にはなります。
なりますが、そう打たないと劣勢は挽回できないのです。

話を戻しましょう。
の後、ツモときたらを外していきます。
もしかすると

みたいなテンパイになるかもしれません。
麻雀は限りなく広がりをもつゲームです。
その奥行きに少しでも触れることが、
麻雀打ってて良かったな!
ということにつながると私は思っています。
この手牌から目先のアガリにこだわって、
ソーズの3メンチャンを固定する打は、
麻雀のロマンを否定する悲しい一打なのです。
ロマンじゃメシは喰えないよ、とおっしゃる向きに一言。
ロマンで喰えるようにならないと、麻雀の世界に未来はないのです。
はい。


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