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土田 浩翔プロ の解答 

まずは東家〜北家までの捨て牌に注目してみましょーか。
ここに大きなヒントが隠されています。
これはとても珍しいケースで覚えておくと得だと思います。

各家とも捨て牌にカブリ牌がありません。
これは間違いなく〔シュンツ場〕の特徴であり、
しかも、西家と北家の4巡目に〔シュンツ場〕のキー牌である7が
ソーズとワンズで捨てられています。
キー牌7が捨てられる前の捨て牌が、字牌だらけなので、
これをもってしても、明らかに〔シュンツ場〕を表しているのです。

従って4トイツある捨て牌とはいえ、
チートイツには目もくれず、を私は捨てていきます。
イーペーコーは〔トイツ場〕で出現しやすい手役なので、
ドラ絡みのピンズ部分は、をトイツ落としして
という形になればアガリが近づきます。

理想の最終形は



第二希望は



での即リーです。

〔シュンツ場〕において、キー牌である3や7を引いて、手が横に伸びたときには、
できるかぎり横へ横へと更に伸ばす打ち筋を心がけることです。

まさか・・・とは思いますが、
この手牌、ツモと来てくれてるにも関わらず、目先のテンパイを急いだり、
チートイツとの天秤を棄てきれずに、を捨てたり、

に手をかけるようではオオアマな打ち手という烙印を押されてしまいます。

また、オタ風のをトイツ落としする打ち手もいるでしょうが、
攻める時には必ず受けることも踏まえた手順が要求されるので、
のトイツ落とし→のトイツ落としという手順のほうが安定感があります。

この手牌は、ツモによって大きく<メンタンピン>に前進したことを自覚できれば、
そんなに難しい問題ではなくなるはずです。
私も50の大台を先日クリアーしたばかりですが、
40代でひた走った【トイツ街道】から、
【シュンツ国道】に路線変更しようかと思っていた矢先に、
グッドタイミングで出された問題。
やっぱり神様は〔シュンツ派〕になれって言ってるのかな〜。


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