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土田 浩翔プロ の解答  切り


おっ!!、今回はやけにリアルな設定と場況ですな。

ラス前、親番の残されていない微差トップ目での一打となると…。

各家の序盤の河は、いたって平凡。

強いて言えば、役牌のがまだ顔を見せておらず、

南家の手に80%、親の手に20%、トイツ以上で入っていそうです。

ただ、がカンツで入っている手牌ゆえ、全体的に【アンコ場】の可能性大です。

【アンコ場】?、何それ?という反発は百も承知で、

やっぱり積まれている山には偏りが生じ、

その偏りによって、【アンコ場】【トイツ場】【一色場】は存在すると断言しておきます。

で、【アンコ場】において、どこまでリャンメン待ちを信じて待てるのかという問題について

【トイツ場】でさえ、リャンメンが埋まってリャンメン待ちになるピンフ手組みの手牌は、

アガリが難しいばかりかテンパイすらままならなくなるのに、
【アンコ場】では更に難しくなります。

西家の手牌は、もアンコになり、雀頭のリャンメン同士のイーシャンテンから

少しだけ幅の拡がるイーシャンテンに構え直せる形になりましたが…。

カンツやトイツを利用したリャンメン部分は、
シャンテン数を維持したままアンコ手に変化させやすいので、

単独リャンメンより、【アンコ場】においてはパワフルな形と評価できます。

効率的には、亜リャンメン部分のを外せば、
の7種類の受け入れがあるイーシャンテンになりますから、

現代の打ち手は迷うことなく切りを選択するはずです。

でも、場は【アンコ場】です。

私はと外していきます。

できることなら、早めにを引いて、ソーズ部分をイーペーコー形にし、

アンコへの渡りが打ちやすい構えにしたいなと思います。

もう少し欲張りな希望をいうと、を引いて、をアンカンできる手順が嬉しいなと思います。

アンカン】のテンパイに、

が引ければ…という夢を見ている夢想家浩翔でした。


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