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土田 浩翔プロ の解答  切り

切りの一手!!


A:リャンメン重視でを打つと、次の形になります。



待ちが残ると頼りない最終形になるものの、
から入れば、待ちともに、
リーチをかけやすい最終形になります。


B:効率重視でを打つと、次の形になります。



ただし、が雀頭になると、カン待ちになってしまい、少し苦労しそうです。


C:私の選択肢はAでもBでもない、三色重視の切りですから、手牌はこうなります。




5200を放銃している身ではあるものの、まだ東3局。

ひとつくらいの失点は気にしなくていい局面です。

これが、南1〜2局あたりで、この持ち点であるなら、三色など見向きもせず、

Aの切りを選択して、まずは一度ヤミテンでアガッて次局以降の終盤戦に体勢を整えます。


後に、ツモなら、引きを狙って、切りテンパイにとります。



後、すぐにを引いてこれるなら、打とし、
リャンメンリャンメンのイーシャンテンに構え直します。




なぜ、効率の悪い三色狙いをするのか?、というクエスチョンには
こんなふうな回答を用意しておきます。


☆麻雀を打つということは、【運】を育て、【手牌】を育て、【己】を育てること

☆まだ海のものとも、山のものともわからぬ東場の浅い局においては、
【己の可能性を否定しない】ことに重心をおきたい

☆三色は偶然役ではなく、七対子や四暗刻同様、【意志の力】で作り上げる手役

☆麻雀というゲームは、【アガリたい】と思った段階で負けやすくなっている

☆アガれるチャンスはもちろん大事だが、
【育てるチャンス】との優先順位を間違えてはいけない


以上、5つの理由により、わたしはこの手牌から迷うことなくを切ります。


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