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| 2002年7月22日 彼女が札幌に帰ってくる日。 でも午前中は仕事らしく、会えるのは午後2時過ぎ、 それから5時までしか一緒にいられないという超短期滞在。 でも普段は札幌―北見の遠距離だから、会えるだけでも充分満足。 午後2時、大通公園で待ち合わせ、2ヶ月ぶりに彼女に会う。 髪の毛は肩まで伸び、茶色に染めていた髪は黒く戻している。 スーツ姿だったせいだろうか?少し大人びた感じ。 いつものように街をひたすら歩き倒す。 彼女はこうやって街に出て、一緒に歩くのが好きだという。 今回は仕事優先、時間もないので、彼女が行きたがっていた場所を中心に、 紙テープや、幼稚園で使うものを買いに出た。 彼女が札幌に住んでいた頃は、僕の学校と彼女の短大が同じ方向だったし、 特に意識しなくても、一緒にいて、ご飯食べて・・・・・。 時間なんて余るほどあったのに、 約束して街に買い物なんてほとんどなかったなぁ・・・・・。 こういった何気ない事が幸せなんだよな。 僕にも彼女にも。 あっという間にお別れの時間。 彼女はまた泣いてしまう。 でもすぐに笑って、手を振りながら地下鉄に乗り込む。 「会えて本当によかった」 帰り際に、彼女はこういった。 後から知ったのだけど、この日 彼女は具合が悪くて、少し熱っぽかったらしい。 もちろん、僕が知っていたら、会う事自体反対しただろう。 隠して、調子を崩してでも会いたかった。 仕事や、人間関係で最近ツライことが多かったから、絶対に会いたかった。 そういってくれた。 嬉しかった。 年数や距離なんて関係無い、心からそう思った。 |