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Teenage Story(Vol.3) 1995〜高校生活〜その一 ものの見事に落ちた公立高校の入試。 その結果、僕は私立高校に通う事になった。 入学式、周りの生徒には活気が無かった様に思えた。 まぁほとんどの人間が受験に失敗していたので、当然といえば当然か。 その高校の基準で僕は特待C(授業料毎月五千円免除)となっていた。 高い授業料には焼石に水だったが。 それでも何も無いよりはマシ、それが僕の毎月の小遣いになっていた。 担任の先生はいい人であったが気が弱く、 僕はそれを良い事に、徐々に授業に出なくなっていった。 朝のホームルームにだけ出て学校を抜け出し、 帰りのホームルームまでに帰ってくる毎日。 その間はといえば、とあるマンションの屋上で菓子パン片手にタバコをふかして、 意味の無い空虚な時間を過ごしていた。 私生活もすさみ、家族とも次第に距離が離れていく。 そんな生活を半年続けていると、学校から特待取消の通知が。 当たり前である。 それを知った父親は激怒。 過去最大の親子喧嘩の勃発。 双方殴る蹴る、罵るの壮絶な闘い。 そんな中、
と罵り、文句の応酬。 散々やりあい、お互いに疲れた所で喧嘩終了。 次の日、外にも出ずに家でぐだくだ。 すると隣で父親は仕事が休みなのにスーツに着替え、僕の目の前へ。
こうして僕の最初の高校生活は幕を下ろした。 |